【お役立ち】東大入試(化学)前期
東京入試の化学の出題表がデータとして記載しています。
第1問:理論(物理化学),第2問:無機化学,第3問:有機化学の構成で出題される。各大問はI, IIと分かれ,各大問につき10問程度の小問からなる。また,無機化学,有機化学ともに, 理論との融合問題として出題されることが多い。
他の理科の1科目(化学,生物,地学)とあわせて2科目150分(9:30〜12:00)で各大問20点各教科60点合計120点(大問6問)で出題される。
各年度の大問ごとに解答・解説(pdf)があります。
的中
2008年度第2問I「分配平衡」→予想問題演習2007 第3回 第1問
2008 | 1. 物理化学
I 氷熱量計を題材とする熱化学, 凝固点降下 II アルカリ系酸化銀電池 |
2. 無機化学
I ヨウ素の溶解平衡,分配平衡 II 還元反応による窒素酸化物の除去 |
3. 有機化学
I エステルの構造決定(脂肪族) II ステロイド骨格をもつ化合物の生合成,酵素反応 |
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2007 | 1. 物理化学
電解質の電離と浸透圧 |
2. 無機化学
I 無電解めっきを題材とする酸化還元,結晶格子 II ケイ酸塩, ゼオライトの構造と性質 |
3. 有機化学
I エステルの構造決定 II ペプチドを構成するアミノ酸の決定 |
2006 | 1. 物理化学
I 化学量, 気体 II 熱化学 |
2. 無機化学
I ケイ素の結晶格子 II ケイ酸塩, 金属イオンの分離 |
3. 有機化学
I アルコールの構造決定 II 炭化水素化合物の構造決定 |
2005 | 1. 物理化学
I 単分子膜の表面圧 II 四酸化二窒素の解離平衡(化学平衡) |
2. 無機化学
I CODの測定(酸化還元滴定) II アルミニウムの精錬,融解塩電解 |
3. 有機化学
I プロピオン酸エチルの合成・加水分解 II 芳香族化合物の構造決定 |
2004 | 1. 物理化学
I 実在気体の性質,酸素の圧縮と分子結晶 II 固体触媒存在下での水の燃焼反応の反応機構と反応速度 |
2. 無機化学
I ホタル石型酸化物の酸素空気と酸素ポンプ(電気分解) II ヨウ素滴定(酸化還元滴定) |
3. 有機化学
I 浸透圧,炭素の結合角,アミノ酸の分離 II 酸素を含む鎖式化合物の構造決定 |
2003 | 1. 物理化学
I 環境問題(反応速度論) II 燃料電池,熱化学 |
2. 無機化学
I 逆滴定,電離平衡(pH) II ヨウ素滴定(酸化還元滴定) |
3. 有機化学
I フラーレン,同素体,凝固点降下 II a)立体異性体 b)グルコースの異性体と反応 |
2002 | 1. 物理化学
I メタノールの合成の反応熱と平行移動 II 合成ガスからのメタノールの合成反応の量的関係 III 気体の溶解度 |
2. 無機化学
I 海水の製塩過程(溶解度積) II コバルトの錯塩の構造 |
3. 有機化学
I 油脂の構造決定 II オゾン分解を用いた油脂の構造決定 |
2001 | 1. 物理化学
I 化石燃料の燃焼(熱化学) II 亜硫酸のpH(電離平衡) |
2. 無機化学
I 乾燥剤の構造と性質 II マラカイト:銅を含む化合物 |
3. 有機化学
I 分子の形と極性,有機化合物の分離 II 芳香族エステルの構造決定 |
2000 | 1. 物理化学
鉄の精錬(熱化学) |
2. 無機化学
I 窒素化合物 II モール法(溶解度積) |
3. 有機化学
I 有機化合物の分離,フェノールと誘導体 II ペプチドの構造決定 |
1999 | 1. 物理化学
水溶液の蒸気圧降下 |
2. 無機化学
I イオン分析 II 硫酸銅(II)の結晶の熱分析 |
3. 有機化学
I プロパンの塩素置換,塩素の発生 II ベンゼンスルホン酸とアニリンの合成 |
1998 | 1. 物理化学
逐次反応を題材とした気体反応の反応量 |
2. 無機化学
I 二段階中和滴定(ワルダー法) II 金属の化学的性質と電気分解 |
3. 有機化学
I 酢酸エチルの合成実験 II セッケンの性質 |
1997 | 1. 物理化学
窒素酸化物の反応と平衡 |
2. 無機化学
海水のモデルと二酸化炭素の吸収 |
3. 有機化学
I アルケンの合成実験と構造決定 II 繊維の同定とその性質 |
1996 | 1. 物理化学
飽和蒸気圧,実在気体の振る舞い |
2. 無機化学
リチウム電池 |
3. 有機化学
p-ニトロアニリンの合成実験 |
1995 | 1. 物理化学
エタノールの飽和蒸気圧の測定 |
2. 無機化学
Raの分離(2族総合) |
3. 有機化学
I エステルの構造決定 II ベンズアルデヒドの精製 |
1994 | 1. 物理化学
四酸化二窒素の解離平衡と反応速度 |
2. 無機化学
ケイ酸塩岩石の分析 |
3. 有機化学
I 酸無水物とアルコールの構造決定 II 酢酸エチルの合成実験 |
1993 | 1. 物理化学
炭化水素の燃焼反応 |
2. 無機化学
金属イオンの還元と写真の原理 |
3. 有機化学
I 芳香族アミンの構造決定 II 化合物の性質と反応性を利用した有機化合物の同定 |
1992 | 1. 物理化学
触媒上での気体反応の反応機構と反応量 |
2. 無機化学
I 酸化物とイオンの性質 II 塩素の製法実験 III イオン結晶の性質 |
3. 有機化学
I 芳香族エステルの構造決定/糖類 II 合成高分子の構造決定 |
1991 | 1. 物理化学
亜硝酸アンモニウムの分解反応と水蒸気圧 |
2. 無機化学
コバルトの錯塩の構造決定 |
3. 有機化学
I 芳香族化合物の分離 II エステルの構造決定 |
1990 | 1. 物理化学
鉄イオンの濃度 |
2. 無機化学
I 海水の濃縮 II ソルベー法 |
3. 有機化学
I 芳香族化合物の構造決定 II ベンゼン→ニトロベンゼン→アニリンの合成実験 |
1989 | 1. 物理化学
酸素を含む脂肪族化合物の分解反応,熱化学 |
2. 無機化学
I オストワルト法を題材とした反応量の計算問題 II 陰イオンの分析 |
3. 有機化学
I エチレンの合成実験 II (1)脂肪族エステルの構造決定 (2)油脂の構造決定 |
1988 | 1. 物理化学
I 指示薬の理論(電離平衡) II ギ酸の熱分解反応(化学平衡) |
2. 無機化学
温泉水中に含まれる沈殿物のイオンの分析,電離平衡 |
3. 有機化学
I 元素分析と芳香族炭化水素の構造決定 II 有機化合物の分離 |
1987 | 1. 物理化学
I 太陽電池,塩化リチウムの融解塩電解 II 電解質の電離と浸透圧 |
2. 無機化学
I 典型元素の化合物の化学反応 II 金属イオンの推定 III 酸の濃度の決定(中和滴定,沈殿滴定) |
3. 有機化学
I 脂肪族エステルの構造決定と分離操作 II アルケン,アルキンの構造決定 III セッケンと合成洗剤,脂肪酸 |