シラバス
現在、より詳細なシラバスを用意中です。今しばらくお待ちください。なお、暫定版として、以下にプリパスの考える「難関校合格を考える上での最低限の進度」と履修に要するスピードをお知らせします。
中学生(中学3年生まで)
中学内容は完璧にしておくこと
(高校の学習の基礎です。穴は許されません。)
理想としては英数は高校内容をできるだけ先取りすること
[数学]
半年で中学3年分の範囲を履修可能。ただ、算数から数学への切り替えがなされる必要があります。この点において日本語力を要します。
[英語]
中高で学ぶ基本文法の七割はすでに終了。文法自体の学習は一年もあれば終了。定着のための演習期間には時間を相当に必要とします。
[国語]
古典に触れるファーストステップ。基本事項はしっかりマスター。覚える内容は少ないが、言語は慣れが必要です。日頃から文章に触れている人であれば、一年もかからないでしょう。
[理社]
高校の理社の基礎。
中高一貫校生は穴ができがち。注意してください。
覚えることが多いことから、それなりに時間を要します。
高校生(高校2年生末まで)
【文理共通】
[数学]
数学IA IIBのどこを訊かれても、内容を説明できること。
数学IAは半年、数学IIBは一年間の履修期間を見た方が安全です。
[国語]
現代文 どの入試問題も漢字だけは八割は書けること。
古文 助動詞、助詞および活用を覚えていること。
漢文 基礎的な語彙および句法を覚えていること。
[英語]
大学入試レベルの文法は完璧であり、あとは語彙を増やす段階にあること。
中学英語がきちんとできているのであれば、新たに覚える高校文法はそれほどありません。しかし、語彙が飛躍的に増えます。中学の倍増どころではありません。文法自体の習得は短時間で可能でしょうが、定着のための演習にはそれなりの期間が必要です。
【文系】
日本史または世界史を一通り学習し終えていること(理想)。
東大を受験する場合、社会が三科目必要であるため、ボリュームのある科目を消化しておかないと後が大変です。
なお、中学地理が高校受験レベルであることが前提で地理は一年、中学歴史が同様のレベルにあることを前提に日本史も一年から一年半、なお世界史の履修は2年かかると見た方がよいでしょう。
理科は学校の学習内容を確実に把握していること。
【理系】
理科は学校の学習範囲を教科書傍用の問題集で確実に解けること。
社会は学校の学習内容を確実に把握していること。
東大をはじめとする難関大学は受験で多くの科目を要求します。このため三年生の間は社会や理科といった分量の多い科目に注力できるよう、英数国は二年生の終わりまでには一定レベル以上であることが望まれます。センター試験にしか用いない科目については、できるだけ学校の授業を生かしましょう。三年生になるとやることが山のように出てきます。ですから、学校の授業をできるだけ生かして効率的な学習をこころがけてください。
なお二次試験の多くは論述式の試験問題であるため、解答の書き方が大切です。そこで三年生の間は解答の書き方、究極的には日本語の論理的な表現力を磨くことになります。
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