知恵の館宣言 [最終更新日:2010年3月7日]
アットホームで隠れ家的な学びの場。
生徒と先生の対話を大切にしています!
学習者として自立できるよう、勉強のやり方から教え始めます。
数学・英語・国語(言語力)・理科・社会を体系的(Systematic)に指導しています。
あたまの中に,思考回路を組み立てる学習です。
知恵の館の塾生には,学習の王道・貴族の学び方・自己学習力を身につけていただきます。
メッセージ
学習には、三つの段階があります。
(1) 情報を取得する技能を身につける
(2) 知識としてそれを身体に取り込む
(3) 知恵としてそれを人格の芯まで浸透させる
というものです。
自分の脳の外にある情報を正しく受け取ることが、学習の第一歩です。プリパスで行われている「言語力」の指導は、この部分の能力を磨くことに重点が置かれています。情報が人間の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を通して脳に入り、定着したところで、情報は知識に変わります。【(1)から(2)へ】
情報が脳に到達して、一応の定着をみて知識に変わったとしても、それを自由自在に使いこなせるわけではありません。「一応知っているけど、応用はできない」という状態です。これが、深く理解するに至り、自分のものになった状態、いわゆる「応用力がついた状態」になると、知識は知恵に変わります。【(2)から(3)へ】
知識は、時間が経つとしばしば忘れてしまいますが、知恵は、時間が経っても忘れることはありません。なぜなら、人格の芯まで染み込んでいるからです。
ヒトという知的生物として生まれてから今日まで、獲得し続けた「知恵」の総体がその人の「人格」である、私たちはそう考えています。ですから、プリパスの学習観は、「知識では足りない、知恵まで届かせよう」というものなのです。
だから,プリパスの講師は指導の場で,こんなことを言います。
「そんなに大事なことを,覚えちゃ,だめじゃないか」
その意味が,わかりますか?
トップレベルの大学は,学生に覚えることを求めているのではありません。
覚えているかどうかを確かめるような試験は,少ししか出題されません。
トップレベルの大学入試は,理解しているかどうかを問うような出題がなされます。
ものごとを覚えていること【(2)の段階】は,確かに必要なのですが,それだけでは単なる「もの知りくん」で終わってしまいます。
とりわけ「まる暗記」はだめです。
これをやっていると,あたまがわるく(かたく)なっていきます。
覚える勉強では足りない,という意味がわかりますね。
では,大事なこと(学習内容)は,どのように勉強したらよいのでしょう。
「理解するのだ」
そうです。大事なことは(大事なことほど),覚えてはいけません。理解するのです。
知恵を身につけている人【(3)の段階】は,大事な概念を「理解」しています。
その結果として,覚えてもいるのです。