算数仮面に関するよくある質問集
[最終更新日:2009年2月18日]

初代・二代目の算数仮面について
Q:覆面は,何を意味しているのですか。
A:メキシコでは,
覆面レスラーは「正義の味方」として国民の尊敬を集めています。算数仮面は,小学生の君たちを学力低下の魔の手から守る,正義の味方なのです。

Q:算数仮面は,プロレスラーとしてもリングに立っているのですか。
A:いえ,プロレスの経験はありませんが,勉強というのは「己(おのれ)との闘い」であることから,
教場というリングに立ち続けるために,日々の研鑽を積んでいるのです。講義の準備にあたっては,二人の仮面が連絡を密にとり,厳しい訓練とスパーリングを積んでいます。

Q:二人の算数仮面は,どのように見分けるのですか。
A:金の仮面が「初代」,銀の仮面が「二代目」です。

Q:算数仮面の額のマークは何を意味しているのですか。
A:初代・二代目とも,
円周率の「パイ」を額に刻んでいます。

Q:授業の様子はコワくないのですか。
A:二人の仮面は,ともに
真摯な指導をしてくれる優しい先生です。しかし,甘い先生ではありません。

Q:算数仮面の正体は,○○先生ではないのですか。
A:算数仮面の身元については,関係各位にご迷惑がかかりますので,お答えすることができません。ご理解賜りますよう,お願い申し上げます。

教室定員・レベル設定等について
Q:教室の定員は何名ですか。
A:最大9名までです。少人数でアットホームな雰囲気で講義をしています。算数仮面としては,むやみに多くの生徒さんが集まることを望んでいるわけではありません。
考え方・教育方針をよく理解して下さる,コアな価値観をもつ方々のご参加をお待ちしています。

Q:選抜試験やクラス分け試験は行っていないのですか。
A:その必要がないので実施していません。このウェブサイトをみて算数仮面を選ぶ,というそれだけの事実から,意識の高いご家庭であることが分かります。
算数仮面の教育方針を理解して預けようというご家庭のお子様であれば,現時点の試験の点数とは無関係に,成績は必ず向上します。

Q:受講生は男の子ばかりですか。
A:いえ,意外と,女の子も喜んで受講してくれているのですよ。

授業の進行等について
Q:教室では,生徒を指名したり発言させたりしますか。
A:基本的に,算数仮面からの講義形式です。生徒さんの理解の様子はモニターしています。

Q:分からないことは,
質問を受けてくれますか
A:もちろんです。休み時間や講義終了後に,
親切に答えています。ただし,講義中については,進行を算数仮面に委ねていただくことになっています。

Q:
保護者の授業参観はできますか。
A:はい。毎回お子さんと共に講義を受けていかれるお母様もいらっしゃいます。理解のある方については,来る者は拒まず,の姿勢です。また,算数仮面は,保護者の方からの質問にも丁寧に答えています。

Q:
金網デスマッチとは何ですか。
A:講義の終わりにその日の内容が身に付いたかどうかを問うテストをします。間違えたところはその日のうちに直させることとし,全問が出来ると帰宅できる,というスタイルをとります。
出来ないと帰れない(逃げられない)ので,「金網デスマッチ」と呼んでいます。でも,コワいものではありません。もちろん,分からない場合には,算数仮面が適切なヒントを出して,導きを施します。経験上,この方式をとると,授業内容の定着が大変よいことが分かっています。

中学受験全般について
Q:算数以外の科目(国語・理科・社会)の開講予定はありますか。
A:現時点では予定はありません。

Q:
中学へは内部進学が出来る予定なのですが,受験をして入ってくるお子さんたちと対等に学ぶことができるように力をつけさせておきたいと思っています。そのような子でも受入れてもらえますか。
A:はい。むしろ,
非常に賢明な選択だと思います。算数仮面教室では,受験で点数を取ることだけに汲々とした指導をしませんので,中学入学後を見据えた問題意識をもつご家庭の方針にはピッタリだと思います。

Q:最近,大手塾のあり方に問題を感じて,子どもに通うのをを辞めさせました。
算数仮面教室だけで中学入試に対応してもらえますか
A:過去の事例では,算数仮面以外には一切の塾に通うことなくスーパー・ヘビー級の学校に合格した生徒さんもいらっしゃいますが,これは本人が「自立&自律」の出来ているお子さんだったから可能なことで,
一般には難しいと思います。通常は,4科目を総合的に面倒見てくれる塾に所属していながら,まだ「物足りなさ」を感じている方に,最終兵器を提供するのが算数仮面教室の役割だとご理解下さい。

Q:
「競争があってこそ学力が伸びる」という考え方については,どう思われますか。
A:お子さんのタイプによっては妥当しますので,否定はしません。一方,それ(競争)によって潰されてしまうタイプの子もいます。算数仮面教室に限らず,プリパスでは全体的に
少人数教育を徹底しており,競争の環境は持っていませんので,競争が好きな方は他を探された方がよいと思います。そして大事なことは,ご自分のお子さんのタイプをよく見きわめることです。一つのたとえ話をしますと,100人でじゃんけん大会をすれば,何度やっても,誰か一人が優勝します。胴元(大会の主催者)が最も得をするシステムがあるということを,よくお考えになるとよいでしょう。

Q:算数仮面のカリキュラムと,
一般の塾のカリキュラムとを,どのように使い分けたらよいのでしょうか。
A:算数仮面教室にないものは「競争」と「物量」です。競争については先述の通りです。物量についてですが,大事なことはすべて教えているので「一を知れば十まで分かる」お子さんには,算数仮面教室が必要十分です。しかし,殆どのお子さんはそうではないので,一般塾のカリキュラム等で「物量」を確保する必要はあるでしょう。一般の塾では,問題の「解法」を教えますが,その「意味」までしっかりおしえられる講師は希有です。算数仮面は
「意味」までしっかり教えるので,中学以降の「数学」への橋渡しもスムーズに出来るのです。

学習の全般について
Q:解いていることの
「意味が分かる」ということをもう少し教えて下さい。
A:この概念を理解するためには
「意味が分かっていなくても問題を解くだけはできる」という例を示すのがよいでしょう。たとえば「1から30までの整数30個を順にかけた数を素因数分解すると,素数2は何個入っているか」という問題を中学1年生に解かせると,「(中学受験の)塾で習ったよ」と言いながら,こういう解答をする子がいます。「30割る2は15,15割る2は7あまり1,7割る2は3あまり1,3割る2は1あまり1,15+7+3+1=26だから答えは26」確かに答えは合っているのですが,どういうことか説明を求めると,黙り込んでしまいます。要するに,理解していないが,問題の解き方の手続だけは覚えているのです。塾に通って「よく訓練されている」のですが,それだけなのです。入試には合格したが,学力が伴っていないケースは非常に多いのです。しかし,周囲は「合格したんだから」という目で見るし,本人もその気になっているので,あとが大変です。

Q:
なぜ「アルゴリズム学習」はダメなのですか。
A:アルゴリズム学習とは,問題を解く「手順を覚える」学習方法のことを言います。
問題を解く手順など覚えても,受験が終わったら全く役に立たないのです。意味が分かっていないが手順を覚えることの弊害については上述の通りです。学力が伴っていないのに試験の点数だけは取れるということから,算数仮面はこれを「学力偽装」と呼んでいます。これは,中味がないのに外形とプライドだけが出来上がってしまうので,問題が多いのです。

Q:
「元・神童」が生まれるメカニズムを教えて下さい。子どものことが心配です。
A:元神童とは,中学入試のときにはあんなに出来たのに & &という悲劇の主人公のことを言います。そうなってしまう原因は,中学入試の時点での
「学力偽装」に無自覚であることにあります。入試に受かるための方便として,自覚的に学力偽装をするのは,構わないと思いますし,その手口をお教えすることもできます。しかし,このことに無自覚な場合が問題なのです。

Q:
「元・神童」にならないための予防法を教えて下さい。
A:試験の点数が出たときに,「本当は手続を覚えたから解けたのではないか」と疑ってみることです。
「本当に理解しているか」を自問するのです。外部から訊くのが有効ですが,それができる指導者はあまり多くはありません。「自分を疑う」というのは,しんどいことですが,ソクラテスも「汝自身を知れ」「無知の知」と言っています。ただし,これをあまりやりすぎると,自信を失ってしまうので,気をつけなければなりません。

Q:意味が分かるような勉強法を取っていると,
時間がかかるのですが。
A:それは,当然です。だから,ある意味では「要領の悪い」学習とも言えて,受験には不利であるとすら言えるでしょう。ここで,「今日勝つことよりも5年後に勝つこと」の方が大事だという人生観を採用するのであれば,時間がかかっても「意味を理解する」勉強を続けると,大器が育つことでしょう。このような「急がば回れ」を実践するには,洞察力と自信が必要です。そこで,
現実には「意味が分かるような勉強法」と「要領のよい勉強法」とを上手にミックスするのです。要領だけを追うと学力が低下しますし,意味ばかり追うと時間がかかりすぎるので,「大事なことは意味を追い,大事でないことは要領を追う」のが能率よく賢くなるコツでしょう。

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